世界初の災害用統一SSID「00000JAPAN」?

2014年5月27日、無線LANビジネス推進連絡会は、大規模災害時における公衆無線LANの無料開放および訪日外国人向けの公衆無線LANの取り組みについての説明会を実施しました。

これらの環境は統一SSID「00000JAPAN」(ファイブゼロジャパン)を用いて実装される予定です。「00000JAPAN」という特徴的なSSID名は、端末のWi-Fi設定画面の一番上へ表示されるように、また東京オリンピックの五輪にかけて、ゼロを5つ並べたのだそうです。

来春2015年3月に仙台市で開かれる国連防災世界会議へ向けて現在整備が進められています。

SSIDとは、混信を避けるために付けられる名前で、最大32文字までの英数字を任意に設定できる。無線LANは電波を使って通信するため、有線LANと違って複数のアクセスポイントと交信可能になる「混信」状態が生じる可能性がある。このため、無線LANアクセスポイントと各端末にはSSIDを設定することができ、SSIDが一致する端末としか通信しないようにすることができる。

 

大規模災害時における公衆無線LAN

大規模な地震などの災害が発生し通信インフラが使用困難な状況に陥った場合、状況発生から72時間以内に無料開放し、救援者や被災者へ通信手段を提供します。

また、これと合わせて救助や避難の助けとなる大規模災害用のポータルサイトが開設されます。

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訪日外国人向けの公衆無線LAN

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、訪日外国人にとって利便性の高い公衆無線LANの環境整備を行います。

かつて、2011年に観光庁が外国人観光客向けアンケートを実施したことがありました。その結果、受入環境に対する不便・不満として最も多かった回答が、無料公衆無線LAN環境でした。現在では多少は無料のWi-Fiスポットが増えつつありますが、それでもまだまだ不足しているようです。

無線LANビジネス推進連絡会は、訪日外国人向けに快適な無線LAN環境を用意して観光促進を促していくとしています。

また、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、実は富士山周辺でも外国人観光客向け公衆無線LAN環境の配備が進められています。もともとは山梨県の「やまなしFree Wi-Fiプロジェクト」に端を発した計画で、現在では静岡県と共同で「富士山Wi-Fiプロジェクト」として開発が行われています。

 

私たち静岡県人にとって地震とは身近な存在であり、常に備えておくべきものであります。また、富士山の世界文化遺産登録に伴う外国人観光客の増加への対応は、まだまだ沢山の課題が残っています。

そういった諸々の問題に対し、インターネットインフラという観点からも知識を深めて対処していく必要性があるのではないでしょうか。

 

参考サイト

http://www.wlan-business.org/info/201405/20140527.html

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20140527_650429.html

http://wirelesswire.jp/compass_for_global_communication_industry/201401061330.html

http://www.yamanashi-kankou.jp/wi-fi/

http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2013pdf/20130701048.pdf

 

 

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