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和のごちそう 鮨

日本人も、外国の人も。小さな子どもも、お年を召した方も。男性も女性もみんな大好き、魅惑の二文字「すし」。
沼津の寿司は県内でも指折りの美味しさだと聞いたことがあります。リーズナブルなものから、贅を尽くした光り輝く一貫まで。ケースの中に入った新鮮なネタを職人さんと会話しながら握ってもらうなんてまさに至福のひととき。まぐろに穴子に海老に帆立。口の中で繰り広げられる鯛や平目の舞い踊り。
しゃりの上に魚介が載せられているだけに見えるのに、なぜあんなにも心をくすぐるのでしょうか。シンプルであるからこそ奥の深い和食の代表格なのですが、食べる人にとってそこには理由はいりません。美味しい鮨を食べたい。そんな気持ちを大事にしましょう。魚へんに旨いと書いて『鮨』なんです!

おもてなしに裏付けされた至福のとき

寿司 活魚 懐石 すし田 高沢町

お寿司を食べる。それは決してお腹を満たすだけの時間ではないような気がしてなりません。大切な人と大切な時に、極上のひとときを。少しだけ敷居が高そうな店構えの「すし田」。のれんをくぐると、気構えすることのない気持ちのよいおもてなしが随所に散りばめられています。味わいはもちろん、彩りまでを楽しむすし懐石。駿河湾の恵みを中心に、繊細な職人技が光り、口に運ぶ人に舌鼓を打たせます。春には桜を添えた盛り付けで、器の下には沢蟹が遊び、見た目にも華やか。カウンターでも個の空間を演出し、しぐさや会話から好みに合わせたお寿司をさりげなく提案してくれる板前。「訪れていただく人に有意義な時間を。その期待に応え続けていきたいです」と語る親方の田島さん。予約時の期待感から始まる「すし田」のおもてなし。お寿司を味わい、会話を愉しみ、時間に酔う。満足に包まれ店を出る。そんな醍醐味を味わえるのもまた、お寿司ならでは。

満足を届ける心づくし

Sushi Dinning 志摩津 千本郷林

歌人若山牧水が愛した沼津の千本松原の程近く、文学の道沿いに粋な寿司ダイニング「志摩津」があります。シンプルでありながら心地よさを感じるしつらえと優美な生花の彩り。個室では大きな額ともいえる窓からのオーシャンビュー。海沿いの街沼津といえど、駿河湾の眺望をここまで楽しめる寿司店は他にはないでしょう。和食の美学と確かな技術を大切にするからこそ実現できる洋のテイストをプラスした料理。閃きを大切にし、斬新かつ美味しい料理を追求する料理長の発想から繰り出される、盛り付けや素材感など目にも華やかなメニューが揃います。初夏にはシェイカーを振って提供される「オニオンスープ」や透き通るような「鯛の子とそらまめの琥珀よせ」、旨み成分を閉じ込めた「筍の木の芽焼き」。紅と白のコントラストが美しいデザート「いちご杏仁」など。上品でこぶりなお寿司は様々な要素の贅を凝縮したような味わい深い一貫です。またひとつお寿司の新しい魅力に出会いました。

カウンターで味わうリーズナブル

香貫 ひょうたん寿司

地元の新鮮なネタなら目の前で職人の握る一貫をほおばりたい。そんな贅沢をリーズナブルに実現できるのが「香貫 ひょうたん寿司」。ランチタイムはにぎりや海鮮丼にお椀と茶碗蒸し、アイスクリームが添えられて800円からと驚きの価格。自らの目利きで仕入れをし、自らが握るという職人技には「気取らずに自然体でおいしい寿司を」という思いが込められています。夜にはお寿司と共に日本酒をちびり。ビールや焼酎を合わせ会話で盛り上がるもよし。心満たされる時間を満喫できます。釣りがご趣味の大将は、釣り上げた鮮度抜群の釣果を振る舞うことも。シャリにもこだわりが詰まっており新鮮なネタとの相性は抜群で、どこか優しい味わい。美味しいお店が軒を連ねる街は「食べる人の舌が肥えているため、お客様がお店を育てるから」とも言われています。 寿司の宝庫とも言える沼津に「気軽に足を運べる」そんなカウンターの寿司屋があってもいいじゃないですか。

スウィーツ お茶漬け すきやき 鮨 天ぷら