とりこになるブリュレ

　「自分の好きなものを少しずつ集めて作ったお店」と話してくれた店主の冨岡さん。雑貨と喫茶店が昔から好きでいつか自分のお店を持ちたいと思っていたそうです。ここには、冨岡さんに選ばれた古道具たちが居心地良さそうに小気味よく呼吸しているよう。雑貨の中でも「特に木や鉄、工業製品には目が無い」という冨岡さん。実際にお店の中は、木や鉄が多くawatenvouの色がはっきりと出ている空間になっています。だからこそ、古道具が活き活きとしているように見えるのでしょうね。

　表面をスプーンで優しく割ってみる。口に入れた瞬間思わず驚きます。外側はほど良く焼かれているので適度な硬さになっているのに対して、中はどうしたらこんな風に作れるんだろうかと感心してしまうほど絶妙なふわとろ食感。初めて食べた方はちょっとした感動を覚えるのではないでしょうか。

　一杯のコーヒーと一皿のブリュレをいただくためだけにここへ足を運ぶ価値が十分にあります。

http://www.awatenvou.com/