贈る人と贈られる人のあいだには「届ける人」がいます。
静岡県の主要道路を車で走っているときに、青い鷹のマークのトラックをみたことがありませんか。それは富士市にある運送会社タカキューのトラック。なかでも、愛らしいキャラクターの「イーグルくん」のステッカーが貼り込まれたトラックを見ることができたのならその日はハッピーになれるというのは巷ではちょっとだけ有名な都市伝説。
日本の陸上輸送の90%以上はトラックによる物流が支えているといいます。近年では当たり前となったネット通販や、新鮮な商品が揃うスーパーやコンビニ、レストランやカフェの食材ばかりか、ガソリンなどのエネルギーや工業製品などもほぼすべての経済活動がトラック輸送によって成り立っていると言っても過言ではありません。
タカキューに在籍するトラックドライバーの皆さんと話をすると「日本経済を支えるなんて大それた想いは…(苦笑)。でも送り主がいて、待っている人がいる。そんな風に考えると安全第一で目的地まで迅速に届けることが私たちの使命だとは思います。お届け先に着いたときに『ご苦労さん、待ってたよ』なんて声をかけていただくと仕事の疲れも一気に吹っ飛びますね」と笑います。
ややもすると過酷な環境で大変なイメージのある運送業界ですが、タカキューでは充実の研修制度で小型から中型、大型ドライバーへのステップアップも応援しています。ドライバーだけでなく、冷凍・冷蔵倉庫もあるため、荷物を管理するピッキングのスタッフなど女性も広く活躍しています。さすがに大きなトラックがずらりと並ぶ姿は迫力がありますが、事務所のなかはどこか明るい雰囲気さえ感じました。
贈るという行為に必ず介在する届けるというプロセス。青い鷹のマークのトラックは24時間365日、誰かの大切な想いを乗せて、安全かつ迅速に走っていることでしょう。